生理の日は、女性は赤い帽子を被って欲しいと言ったのはmr.harukiで、
それと同じくらい傍目には分からないものが、3,4ヶ月くらいの妊婦さんで。
傍目で分かるといえば、それくらいの時期の女性が一番綺麗という点で、
理由は分からないのだけれど、どんと来い、というような気概がある。
次に綺麗な女性といえば子供が2歳に成長した時で。
加えて私は母だ、というか女性だと強く強く主張しているようで、
僕はといえば、そういう女性を目の前にするとクネクネしてしまうのだけど。
今日は電車の中で、座席に座っていて、
顔を上げると右斜め前に、少しお腹の出た女性がいた。
少しお腹が出ている女性といえば、ポヨヨンさんか妊婦のどちらかで。
ただ明らかだったのは、顔はポヨヨンさん型ではないこと程度。
イヤホンを外して注意深く観察していると、呼吸はラマーズ法。
これもポヨヨンさんには共通するところで、呼吸の方法くらいで席を譲るのは焦りすぎる。
何せ相手は火星からやってきたと言われる女性で、
席を譲ったことが仇になって、痴漢をとも叫ばれかねない昨今。
その女性はトレンチコートを着ていて、電車が安定走行している時は見えないのだけど、
たまに電車に揺られるとお腹が見えていて、少し出ている。
足元に眼をやると、アディダスのスニーカーで。
カバンは通勤用のサイズで、服装もオフィスカジュアル。
であれば、彼女は通勤帰りのポヨヨンさんか、妊婦さん。
一つ気になるのは、厚めのハイネックを着ていた点で、
春麗な昨今、こんな格好をしているのは、オフィスに冷房が入っているからだろうか。
分からないけれど、最大限のオシャレをしているというよりも、
最低限のオシャレで、後は実用的な身なりだった。
ここまで観察してみても、まだポヨヨンか妊婦かはっきりしない。
妊婦ならすぐに席は譲るし、ポヨヨンなら立たせておく。
この判断が難しい。ただのポヨヨンに席を譲ろうものなら、
こっちも赤面するし、あちらだって譲られ迷惑ってもんで。
もう1点、観察していて気になったのが本で、
左手はつり革に、右手は厚めの本を持っていた。
書店でくれる紙のブックカバーに包まれたその本のタイトルは、
わずかに透けて見えていて、漫画だった。
おそらく内容はオレンジデイズだとかいった学園青春系で、
これから生まれてくる赤ちゃんに関するものではなくて。
そうこうしている間に駅は所沢で。
ハブ駅だけあって、人の入れ替わりの多いこの駅で、多くの人が座席を立つわけで。
そうこうしている間にその女性も席に座っていて。
すぐさま女性は眠りについてしまって結局正体は分からなかったのだけど。
僕は毎日、出勤に要する往復4・5時間の道則を、このように使っている。
父親が、「電車の中でその人の本性が垣間見える」というのだけど、
こんな風に過ごしてる僕はどう見えるのかな、と思ってエントリ。